「じゃあ、早く会いに行ってやれよ!!!」

北山は悔しそうな顔をし、手は今にでも砕けてしまいそうな程握り閉めていた。

空に誓った夢を叶えることも、追うこともしていない情けのない俺は…

空に会う資格などないんだ。

そして俺にはもう…。

「空は、今でもお前の事が…」

僕が、一番重要な言葉を発する前に、僕の声を消し去る程の強い声で北山は言った。