「あ〜!!そうだ!!美空にも南高の人、誰か紹介しようか?」

「え〜いいよ。」

「また〜そんな事言って〜華の女子高生だよっ♪今を楽しまなきゃっねっ☆」

「う〜ん…。」

由紀子はキラキラした目で私を見ていた。

本当に幸せそうな由紀子。

羨ましかった。












「じゃぁ…お願いしようかな。」

今でも、あの時自分のとった行動に驚いている…。

きっと、由紀子の幸せそうな話が私をそうさせたんだと思う。

「南高の人で紹介して欲しい人がいるんだ。」




私の願いはただ一つ。




「珍しい〜!美空がそんな事言うなんてっ!全然OKだよ!彼氏に紹介してもらうから。何んて名前の人?」





「陽…。北山太陽。」





「北山太陽君ね!!今メールで聞いてみる!!」