その日の下校時間、下駄箱で龍飛と話している時だった。


「あの...しずきさん!」

「はい?」

「俺と付き合ってくれませんか?」

「えっ・・・」


龍飛はしずきを見た後、靴を履いた。


「俺、先帰るわ」

「あっ龍飛・・・」

「龍飛くんと付き合ってる?」

「違うよ、幼なじみだから・・・」

「一目惚れなんだ」

「良いよ、付き合っても・・・」