ある日のことだった。
朝、教室に入ったしずきが見たのは、一人の女子と仲良さそうに話す來葉の姿だった。


「しずき、おはよ」

「あっ・・・おはよ」


横にいる女子をチラッと見た。


「あぁ、紹介しておくよ。マネージャーの沙亜夜ちゃん」

「初めまして、さあやです」

「よろしく...」