・・・ピンポーン


「・・・はい」

「來葉?しずきだけど」

「あぁ、ちょっと待ってて」


しばらくして、玄関のドアが開いた。


「どした?珍しいじゃん?」

「あっ、コレ...」


封筒を來葉に手渡した。


「あぁ、さんきゅ」

「モテモテだね」

「嬉しくないさ」

「來葉は好きな子いないの?」

「いるよ」