大きく腕を振りかぶって…
殴ろうとした瞬間、


「……あれ?なぐんねーの?」


男はまた私の動作を見てまた何か書き始めていた


まるで私のすること全部をわかっているかのように…


いやわかっているのによけよーともしない


「…俺のしたことはひどいことだってわかってんだ。かといって法律で裁けるようなことでもないからあんたが俺を制裁するんだ。…殴れよ」


……真剣な顔

さっきまでへらへらしていた顔とは嘘のよう



真っ直ぐ私の目を見つめている…





ヤバイ…