そう考えたら、あたしに似合う男なんているのか?
あたしの人生…悲しいな…。
「めーちゃん!!
おっはよ!!」
「うわっ!
…なんだ美菜か。」
「何だとは何よ!」
「脅かさないでくれる?
考え事してたんだから。」
「えー!!めーちゃんが考え事!?
有り得ないんですけど。」
「失礼な。あたしにだって考え事位あるわよ。」
「ウッソだぁ!!
だってめーちゃん…。」
んどうした?
美菜の目がハートになってる。
美菜の視線の先…。
げっ!!
祥也かよ!!
下駄箱の前で女子がたわむれている真ん中にいたのは
我が兄、祥也…。