ウチの一家は

変。

すごく、変。


一家と言うか

“母が”変わってるんです。



母は普通よりちょっとお金持ちの家に生まれました。

母は母の母、つまり私のおばあ様にいろいろと制限されながら育ったそうです。

母曰く、おばあ様は“理解”がないんだそうです。

母は物心付いたころから

ブリブリのヒラヒラの『ロリータ』と呼ばれるお洋服が大好きでした。

でもおばあ様はそれを認めません。

そのため、母は

『子どもができたらぜーーーーーっっっっっっったいロリータにする!!!!!!!!』

と、心に誓ったそうです。



皆さん、大体想像できてると思いますが、

そうなんです。

私はロリータという人生を送っているのですよ。


うわー…かわいそう…と思っている人も

少なからずいるとは思いますが、

それがそうでもないんですよ。


少し母の話に戻りますが、

母が学生のころ、友人に

『お前、多分どこかで拾われてきたか、宇宙人に何か埋め込まれたんじゃない?』

と、言われたことがあるそうです。


母の家族の中で

ブリブリでヒラヒラなお洋服を好む人間は

母しかいないみたいです。

姉にも妹にも両親にもバカにされ続けた青春時代…

と母は語ります。