高校はエスカレーター式でテストと出席日数が足りていれば大丈夫だった


勉強は最低限やっていた
しかし一回転がり落ちた闇の中は抜け出せないでいた


本当は高校に入ってもバスケを続けたかった


しかし今の俺は…


この学校にいる悪の仲間のトップに君臨する三年の男に気に入られ


‘お前良い目してるな。俺の側にいろ’

なんて言われたが


‘俺は仲間なんていらない一人でいる方が楽だ’


と睨んだが


‘俺だけで良い。悪いようにしない’