彰「やったね!
じゃあ俺、明日楽しみにしてるからな!」


彰は顔をパァッと輝かせて本当に嬉しそうにいう。


み「彰さ、いつもそうやって素のままの方がいいと思うわ。」


私はまだ嬉しそうにしている彰にいう。


彰「…素だと、王子なんかじゃないって思われるだろ。」


さっきの笑顔とは打って変わって、沈んだ顔をしている。


み「しょうがないじゃない。
実際に本当の彰はそうなわけで、それは変えようのない事実なんだから。」


私は良いこと言ったなーって自己満足していたら彰が少しはにかむように笑った。


み「はっ…………」


彰「は???」


み「はにかみ王子!!!!」


私が突然そういうと彰は一瞬固まったが、爆笑しだした。


彰「みなみってやっぱり意味わかんねーや!」


そういって彰はとびきりの笑顔を私にむけた。