美「みなみ、眉間に皺よってるわよ。」


美里は私の眉間をツンとつつく。


み「あーやだやだ。
若いのに皺が本当に出来ちゃいそうだわ。」


美「朝から本当にご苦労様でした」


美里はちょっと笑っていう。


み「次はお昼休みだとよ。」


私は思い出してぐったりしながら言う。


美「あら大変。
みなみ様にベタ惚れだからね。」


み「全く。他人事だと思って!!!」


私は頬を少し膨らませて怒る。


美「みなみ、それアンタがやっても可愛いだけだから。」


美里は冷めた目で私をみる。


み「はぁ……
もう疲れて体が保たないや。」


美「てかさー、みなみは王子にあんだけ猛アタックされてもときめかないわけ?」


美里にそう言われ少し考えてみる。


み「んー、そういわれてもさ嫌いな人にときめけって言われても無理よね。」


美「そりゃみなみにとっては春斗さん以外いないだろうけど…」