in教室


美「あっ!!!
みなみ!どうだった?」


私が教室に入るなり美里が大きい声でいうもんだからみんなが振り返る。


私は足早にみんなの間を通り抜けると
美里の前に座った。


み「声が大きいのよ!!」

私は周りを気にしながら小声でいう。


美「ごめんごめん!!
で、どうだったの?」


み「大丈夫。やってやるってさ。」


美「へー。
やっぱり王子はそうとうみなみに惚れてるわね」

み「だから困ってるのよねー。
どんなに酷い事をいっても次の日にはまた懲りずにつきまとうし‥‥」


私はこれまでの王子の行動を思い出しながらいう。


美「以外に馬鹿なのね」

美里はお気に入りの麦茶牛乳をずずっと飲む。

あ、この麦茶牛乳って意外に美味しいのよ。
一見気持ち悪いけどね。

み「そうみたい。
馬鹿だから春斗とは接触してほしくないのよね」

美「あー、春斗さんって嫉妬深い人だからねー」

み「気をつけなきゃ…」


私はそう自分にも言い聞かせた。