「ミカ、いつもメールありがとう。」

ジャスティンとママがお金をポンドから円に変えている間、パパが私にお礼を言った。
美人双子も買いたいモノたくさんあるから変えなきゃ!とたった今駆けて行った。

「いつも画像も付けてくれて。着物着てたやつ、パソコンの待受にしたんだよね。」

「ちょっと、パパ?!」

「すごく綺麗で、自慢したくて。私の可愛い娘だよ!ってね。」

もう、ホームスティはとっくに終わってるのに、まだ娘だと言ってくれるパパ。それが本当に嬉しい。

あの半年、本当にマーレイ一家の実の娘になったように、時をみんなと過ごした。時に優しく、そして時に厳しく。…そして叱ってくれたこと、諭してくれたこと感謝してる。

本当の親のように接してくれたこの夫婦は、初めて叱ってくれたあの時から私の"ロンドンの両親"になった。