そして同窓会がお開きになり、二次会でカラオケへ。みんなお酒が入っていたせいか、終始ハイテンションだった。
深夜を回り、全員社会人というわけで当然明日は仕事。だから名残惜しいけれど解散した。
またいつか、こうしてみんなで会おうと漠然とした約束を交わして。
アルコールを摂取し過ぎた私は当然の如く千鳥足。
そんな私を、章はさりげなく支えてくれた。
「美加、飲み過ぎ。」
「これくらい、平気ー!」
ぼんやりした思考回路で、なぜか私は近くにあった章の腕に絡み付いた。
「美加?」
「つっかい棒!」
「あっそ。」
くすっと小さく笑う章に、酔いが回る私は身を委ねてた。