「俺、先生が同い年ならよかったなって毎日思う。友達に自慢したい最高の彼女、でもそれができないし、先生は大人で俺はガキだから釣り合ってないなって思うし。
でも、先生が好きだっていうのは変わらない。先生が先生だから、きっと会えたと思うから。だから、そんなこと思わないようにしてる。」

小さく笑う、彼。
でもなんだか今にも泣き出しそうなくらい、無理して繕った笑顔だってこと、わかるよ。

辛いんだよね。
今こんなにも近くにいるのに、この虚しさをどうすることもできない。

背徳の関係。この背徳の恋にはきっと幸せはない。

それがわかってるのに、どうしても傍にいたい。
そう願ってるのは、自惚れかもしれないけど…坂上くん、あなたもなんだって思ってていい?