『美加にフラれたあの夜、居酒屋でやけ酒してるとき会社帰りに居酒屋に来た飛鳥と会って、愚痴聞いて貰って、それから連絡取るようになって…気付いたら、俺、飛鳥のこと好きになってた。どうしようもなく。
それで先週の金曜思い切って告ったんだ。そしたらOKしてくれて。―今じゃ、美加のこと好きだったあの頃よりも、ずっと、ずっと好きって気持ちが強いんだ。』
「そうなんだ。」
『美加より好きになれる人が身近にいた。美加、ありがとう。』
「なんのお礼?」
『フッてくれて。』
「なにそれ。」
そして笑い合った。
飛鳥と章の幸せを心から願わずにはいられない。
飛鳥は黙ってたけど彼女は高校時代の彼氏に、辛いこと沢山されてたから、恋に臆病になってた。そんな飛鳥だから、どうしても幸せになってほしい。
どうして私が知ってるのか?…わかるよ、飛鳥を見れば。ファンデーションで隠した痣とか、泣き腫らした瞳。無理矢理取り繕った笑顔とか。
それで先週の金曜思い切って告ったんだ。そしたらOKしてくれて。―今じゃ、美加のこと好きだったあの頃よりも、ずっと、ずっと好きって気持ちが強いんだ。』
「そうなんだ。」
『美加より好きになれる人が身近にいた。美加、ありがとう。』
「なんのお礼?」
『フッてくれて。』
「なにそれ。」
そして笑い合った。
飛鳥と章の幸せを心から願わずにはいられない。
飛鳥は黙ってたけど彼女は高校時代の彼氏に、辛いこと沢山されてたから、恋に臆病になってた。そんな飛鳥だから、どうしても幸せになってほしい。
どうして私が知ってるのか?…わかるよ、飛鳥を見れば。ファンデーションで隠した痣とか、泣き腫らした瞳。無理矢理取り繕った笑顔とか。