「どうしたの、ミカ。元気ないね?」

「ジャスティン、」

気付いたら隣にジャスティンがいて、話し掛けてきた。

「なんでもないよ、ただ疲れちゃって。」

「そう?ならなにか飲み物奢るよなにがいい?」

「え、いいよ。」

「遠慮しないで!」

にっこり笑う彼に、私は頷いた。

「…なら、オレンジジュース、お願い。」

「了解。次、授業は?」

「ないけど?」

「なら一緒に中庭で飲もう。」

それ置いてきな、とジャスティンはテスト用紙を指差す。

「わかった。待っててね?」