「この問題は、テキストに載ってるやつを抜粋したの?」

「え?違うよ。全部自分でやったの。…どうして?」

そう聞くと、ジャスティンはふっと笑う。

「いい問題だなって。」

「ありがとう、」

顔が熱くなる。嬉しくって、恥ずかしくって、くすぐったい。

「こんな問題作れるなんてミカはすごいよ。」

「言い過ぎだよ、ジャスティンたら。」

「そんなことないよ、長文もだろ?」

頷くとジャスティンは小さく笑って私の頭を撫でた。まるで、子犬にするようなそれ。