2学期の始まりは、夏休みの間に考えた休み明けテスト。

「持とうか?」

すっと手が伸びて、私の腕からテスト用紙を奪う。

「ジャスティン、ありがとう。」

「これがミカが一生懸命作ったテストか。」

「どう?」

そう尋ねるとジャスティンはニッコリ笑って私の頭を撫でる。

「いいと思うよ。…まぁ、こんな回りくどい言い回しはしないけど、これが勉強だから。ミカ、お疲れ様。」

「ありがとう。あなたは本当にいい人ね、見習わないと。」