「確かに、章はイケメンだし、成績はずば抜けて優秀。運動神経もすば抜けていい。その上、優しい。非の付け所がない人だったよ。…でもね。」

私はそっぽを向く坂上くんの頬にキスをした。

「今は、坂上くんなんだよ。」

「そ、そうか…」

顔を真っ赤にする坂上くん。可愛い、それしか言えない。