片言のジャスティン。きっと一生懸命勉強したんだろう。よろしく、そんな簡単な言葉さえも異国の人には少し難しいはず。

「ジャスティン先生ってめちゃくちゃイケメンですね!羨ましいっ!あ、ご家族ですか?みんな綺麗な顔立ちっすね〜!」

そうはしゃぐ相沢くん。気持ちはよくわかる。
初めてロンドンの空港で出迎えてくれたみんなを見た時、あまりにも端正な顔立ちが並んでて、芸能人の一家に半年間お邪魔するのかと本気で思ってしまった。


相沢くんの言葉にみんなの頭上にはクエスチョンマークが浮かんでいた。だから、通訳をすると少し照れたように笑って「ありがとう」とジャスティンは伝えた。

「…ん?このモデルさん、もしかしてそのロングの女の人?」

ポスターに気付いた相沢くんはそうジェシーとポスターを見比べる。

「そう!彼女モデルで、その隣のショートボブの女の子はアーティストよ。」

「すっげー!」