フェンスに寄りかかっていた杏理は、ふと口を開く。
杏「ねー、修治ー」
杏理は、ボロボロで使い物にならなくなったソファにねっころがる修治に話しかける。
修「ん?数学嫌いなの?オレも(笑)」
修治は、雑誌を読みながら答える。
どうやら、修治と杏理は、言葉にしなくとも分かり合えるらしい。