モニターの向こうでは、シラけた直後にタイミングよくチャイムが鳴り響いている。


私も神も
そしてモニターに写っている翔瑚たちも

唖然と苺李ちゃんをみていた。


そんななか…


『あっはっはっはっ(爆笑)』


突然苺さんが豪快に笑い出した。

…誰かの笑いかたに似てる……………………………………………………………あ!

歌恋だ。あのこの笑いかたもこんな感じ。


『さっすが私の娘ッ
よく言ったわね!それでこそ苺李よッ』


どうやらこちらの声が聞こえるらしく、苺李ちゃんが教室にあるスピーカーを睨んでいる。


「…どーゆうことだよ、クソババァ」


なんと…口が悪い


『だーれがクソババァだ!!?この、クソガキッ』


わーお。親子揃って…


「あ゙ぁ?どーゆうことかって聞いてんだよ!!クソババァ!」


ま、私も人のこといえないけど。


『誰に向かって口聞いてんだよ!クソガキッ』


「「…苺李って、母さんに似たんだな。」」


双子くんがそう言ったのがかすかに聞こえた。


「クソガキじゃねぇ!クソババァ!」


『クソババァじゃねぇ!クソガキ!』


私も神もそう思う。苺李ちゃんは母似。


「「はぁー……苺李と母さん、いい加減にしろよ」」


すげー、双子くんハモったよ。

同じ顔が同じセリフ、
同じタイミングで喧嘩をとめたよ。