「神くんも久しぶりね〜!大きくなったわねぇ」


「お久しぶりぶりです。」


確か神は
苺さんと10年前にお別れしていらい会っていない。


「蘭(らん)からあなたの話しや玲君の話しをよく聞くわ」


蘭さんは
神と玲の母。


「苺様、準備が整いました。」


急に姿を現した苺さんの執事らしき人がそう告げた。


「えぇ、ありがとう。さ、行きましょう。」


そう行って歩きだした苺さんに私と神がついていく。


「ここよ。」


と言われた場所は、撮影現場だった。


まだ撮影は始まっていないらしく、まわりは準備でバタバタ。


そんなまわりも気にせず、

「つけるわよ。」


苺さんはそういって
モニターの電源を入れた。