「課長、勝手に入っちゃ駄目ですよ!!」
俺が小声で強く言うのを無視して、真っ直ぐな廊下の突き当たりにあるドアに向かって歩いていってしまう。
開き続けるエレベーターの中に残るのもなんだと思い、仕方なくフロアに入った。
足を踏み入れた瞬間ここは別世界なんだと改めて感じた。
靴越しでもわかる絨毯の柔らかさや、何となくする高級感ある匂い。
場違いだ…俺ら。
課長と自分の服装を見下ろして小さく肩を落とした。
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