しかも今、奴の飯たちの袋が邪魔して暗証番号がうまく打てずにロビーで苦戦中。

「あ"ーもう、クソッ……ん?」

向こう側の扉から深く帽子をかぶった男がこっちに来る。
あんな人いたっけな?
でも、ラッキー。
入いろっと。



ウィーーンッ



「……おい。」
はい?

扉をくぐる前に服を引っ張られて元の場所まで戻される。