奈留を助手席に座らせ運転する


「まさか大学にまで来るとは思ってなかったわ。」


奈留は嬉しそうに微笑む


「終わるまで待てなかったんだ。」


悠もまた、微笑む


「悠、お帰りなさい。」


信号が赤に変わるとキスをした


今日までがとても長かった


奈留が無事に大学を卒業しても


義父さんとの約束を果たせなかったら


結婚は出来ない


そう思い、必死に働いてる間


奈留とはメールだけの時期もあった


抱きしめたりキスをするのも久々だったのだ