一通り撮影が終わると亮太は奈留に近付いた


「月ちゃん、今夜食事でもどう?」


甘い声で奈留を誘った


「悠と予定があるの。」


奈留は目も合わせないで言う


悠に勝てない亮太はムッとしながら


「あんなガキの何処が良いんだ!」


と言う


「少し前まで、そのガキにチヤホヤしてたのは亮太さんよ?」


奈留は亮太と目を合わせて微笑む


「なっ!」


亮太は完璧に言葉を失った