「とりあえず、屋上に行きましょ?」


私の言葉で皆次の授業をサボる事にした


屋上の私のお気に入りの場所に皆を連れて来た


「此処なら他の人は来ないわよ。
洸君、話してごらん?」


優しく聞くと


「……グズッ…
奈留サンありがとうございます。
実は、好きな人が出来たんですけど……
振り向いて貰えないんです。」


ションボリする洸君


ってかそんな事かよ!


ため息をつく私と悠とは裏腹に美樹は


「そっか、辛いね。」


と洸君の頭を撫でて目をギラギラさせている


「で?
その好きな人ってのはどんな人なの?」


洸君を溺愛してる美樹は止まらなかった