次の日、


クラスに転入生が来た


「こんな微妙な時期やけど、親の都合で大阪から来ました。
大石稔(オオイシ ミノル)。
よろしく!」


彼は悠に負けないぐらい


カッコイイ少年だった


勿論、悠のファンの子も心が揺れてるみたい


そんな彼と………


バチッ☆


目が合った


「あぁぁぁああ!!」


突然叫ぶ稔


「自分、モデルやっんやろ?!
名前知らんけど見た事あるで!」


皆の視線が私に集まる


勿論、悠も見ている


「ええ。
良く知ってるのね。
ちなみに、そこの彼もよ?」


私は悠へ視線を向ける


「うぉぉぉお!
悠やんな?!
めっちゃファンやねん!!」