「麻弥!!」




突然名前を呼ばれたあたしはびっくりして

「ほぇ?」
とマヌケな返事をしてしまった。



あたしの名前を呼んだのは、間違いなく陸斗だった。



「陸、斗…」

あたしはもう泣き出しそうだった。





「ちょっと、来い。」

そう言われたあたしは陸斗に腕を引っ張っていかれた。