『待てよ!!』
と言って追いかけてきた。

私は追いつかれないように走った。
でも追いつかれて腕を捕まれた。

『何なんだよ!呼んどいて!』

『だから謝ったじゃん!!』

『・・・お前!』

『何よ?』

『案外イケるかも・・・』

『はあ?』

私は手を捕まれたまま
手を引かれて駅からどんどん離れていた。

『ねぇ?!ちょっと?!どこに行くの?!』

『ホテル・・・』

『ホテル!!ふざけないで!!』
『ふざけてねぇよ・・・援交なんだからいいだろ?』

『援交?!そんなの知らない!!』

ピタッと足が止まった。

『お前知らないで電話したわけ?』

『全く知らなかった・・・』

『マジかよ・・・』

と気づけばラブホテルの前