そこには
黒髪で短髪
耳にはピアスがあって
長身で綺麗な顔立ちの人が立っていた。

『やっぱりガキじゃねぇか・・』

『はぁ?会って第一声がそれ?
かなり失礼だし!!』

『ガキをガキと言って何が悪い?』

『あんたね!!』

『じゃあ経験あんの?』

『はぁ?何の?』

『セックス』

『////』

『やっぱりガキ』

『・・・しょうがないじゃん』

私は背を向けた。
なぜか涙が出てきて・・・


だって

周りは経験者ばっかで


出会いがたくさんあって


私ばっかなんだもん!



『おぃ・・何泣いてんだよ?』

『泣いてないし!!』
と袖で涙を拭いた。

『私帰る。呼んじゃってごめんなさい!!』

私は走った。