「と、とにかく・・・すいませんでしたっ!!」


望美を担いで望美の友達は、走りさった。

「変なの・・・。」


「さあ、帰るか??」

「うん.そだねっ」


あたしは立ち上がろうとした。


「あーっ、ダメ、まだ立てない。この調子じゃ病院行かなきゃ・・・。」


あたしは独り言で呟いた。

でも風龍の耳にも、入ったらしく、風龍はあたしの前に背を向けて、しゃがみこんだ。


「・・・????」


「乗れば??つか、乗れ。」

「ぅん.....。」


あたしは風龍の首に手を伸ばして、背中に乗った、

風龍の背中は大きくて、乗り心地がよかった。