「ご、ごめんなさい・・・。」


少し怯えている望美。


「ねぇ、風龍〜・・・謝ってるんだし、もぅ良くない??許してあげよう??」

これ、マジね。

「お前、歯食いしばれ。」
「わかった。やる。やります。」


殴りたくないなあ・・・。
そりゃあムカつくケド。同じ事しても、意味ない、ってゆうか・・・。


「え、あ、目、閉じて・・・。」



望美は眉毛をハの字にして、涙でいっぱいの瞳を閉じた。


「はぁ・・・。」

あたしは座ったままなので、風龍があたしの目の前に、望美を連れてくる。

あたしは、腕を振り上げ

バコ―――――ッ!!!!!!
一発。

「「?!?!?!」」

「あ、ヤバ、やっちゃった。」


本気で殴り飛ばしてしまった。
望美の友達の顔が青ざめる。
望美は目を回している。

「宇依那、お前今、柔道と空手、何いろ??」

「両方黒。」

「俺より強ェ・・・。」
「そ??」


「ちょっ?!望美?!大丈夫?!」


「ふあ〜??ヒヨロー♪あひゃひゃあ〜」



.......重症。(笑)