「見て見てっ!!」

「へ??」

あたしは先生の差し出す物を見た。

「ペンキっ!ははっこれで何もかも、解決ー(笑)」

先生は陽気・・・。
と、言うより壊れていた。


「これで、どうするんですか??」

「ん??ちょっと靴かして??」



先生はあたしの前にしゃがみ込んで、床に新聞紙をひいてから、両手をあたしに差し出した。


あたしは靴を
ポン―――――
と先生の両手に置いた。


「よおっしっ!やりますかあっ!!」


先生は新聞紙の上に靴を置くと、色とりどりのペンキの蓋を開け始めた。