ぶつかった相手とあたしは、同時に飛んでいった。


「わっ!!ごめんねっ??大丈夫??怪我、してない??」


スグに相手は立ち上がって、あたしに手を、差し伸べた。


なんだかその人があたしには、天使に見えた。


ふっと顔を上げる。
制服を着ていない。


「えっ!!私服・・・??」

「へ??あぁ!あたし先生だよ??」


キョトンとしているあたしを見て、先生はそう言った。



「せ、せ、せ??」


「フフッ。あっ!!何かあたしに出来る事、あるかな??ぶつかったお詫びでっ!(^∪^)」


先生は笑ってあたしを見た。

可愛い・・・。

一言で言えばそんな感じ。


「上靴・・・すごいね・・・汗」
「あっ!まぁはい・・・。ちょっと困ってて・・・。」


あたしは勿論苦笑い・・・
先生は上靴をジーっと見つめている。

「あのせんせ「よしっ!!おいでっ!!」


「はっ?!」

先生はあたしの手を引いてドンドン前に行く。