「なっ、なんで付き合ってないのにキスするの!」


あたしは俯いて叫ぶ。

「昨日も言った。宇依那が好き。すげぇ好き。」


「//////っ」




真っ直ぐな目で見つめられると恥ずかしくなる・・・。

でも、あたし風龍嫌いだし・・・?



しかも風龍は紅憐の本彼・・・。


告ったのは紅憐。
振ったのは風龍。

今も紅憐は風龍が好き。
だから今も気まずいんだ。


「風龍。あたしより先に紅憐の気持ち、考えて。」


あたしはそれだけ言って校舎に入った。
昨日の事を忘れて。