「ねえ、・・・風龍?」

?!
何コイツ・・・。
突然猫なで声で
話し始めて・・・。

しかも
その上目遣いは無しだろ・・・。


「あ、あのね・・・?」

なんか宇依那が
いつもより女の子になってる。
なんか照れてるっぽいし・・・?


「宇依・・・那?」


何か
優しく
話掛けたくなった。
だけど
なんか照れるな。

「・・・目を、閉じて欲しいの・・・。」


「――――――ッ///?!」
俺が赤面したのは
言うまでもなくて・・・。
何?
キスとか
してくれんの・・・?


「風龍・・・。お願い・・・。」
ソッ・・・


と俺の手を握る宇依那。
俺はこれで
宇依那がなんか企んでる
って気づいた。

でも
もしかしたら・・・
の期待で・・・。
「・・・…………。わかった・・・。」


スッ

と目を閉じた。

宇依那は俺に
何をするつもりなんだろう。


って!!
ンな事よりっ!

タメがなげえっ!



「おい?宇依那?」


目を閉じたまま
宇依那を呼ぶ。

「もぅちょっとだから。待って?」

なんだそれ。
なんか
ズット目瞑ってたら
眠くなってきたんですけど・・・。


「はぁ?やるなら早くして。俺ねそ“かぷっ・・・っ”


「―――――ッ!!!?///」


突然の事に
俺の思考回路停止。


こいつ・・・
何してんの・・・。


宇依那・・・
俺の事誘ってんの・・・?