ガチャ。


「!?えっ?ふ、風龍?」
「金払っとくから。」


バタンっ



俺はなんの躊躇いもなしに
部屋をでた。


それから適当に
金を払い
宇依那の家に向かった。

多分
宇依那
泣いてるから。


オバサンと
オジサンに
謝って・・・。




「はぁ・・・はぁ…。」

息切れになる位走った俺は
やっと宇依那の家に付いた。


玄関に手を掛け引いてみる。


かちゃ・・・


うおっ!!!


あ、開いてる?!


宇依那あいつ不用心だな。
おい。


あいつモテるんだよなー。

学校の8割は
宇依那の事好きなんだ。

まぁ
告るのは
俺が阻止してる。



「さん・・・。めな・・・さ・・・。」


!!


やっぱり、
泣いてる・・・。

来て良かった。