「あ、あのね・・・?」

少し照れたように
髪で顔を隠し
下を向いて
もぞもぞしてみる。


「宇依・・・那?」


何かいつもより
優しくあたしに
話掛ける風龍。
でも
ちょっと照れた様子も
ある。


「・・・目を、閉じて欲しいの・・・。」


「――――――ッ///?!」

突然口を手で抑え
後ろを向いて
前かがみになる風龍。


何?
あたしがキスするとか
思ってんの・・・?

「風龍・・・。お願い・・・。」
ソッ・・・


と手を取り
恥ずかしそうに
下を向く。

だって作戦を
終わらせるには
イヤな事も
やらなくちゃね。


「・・・…………。わかった・・・。」


スッ

と目を閉じる風龍。

やっぱり
キレイな顔してんなぁ。なーんて思う。


って!!
ンな事よりっ!

今から作戦最終でーすっ!



「・・・…………。」

あたしは風龍のある
一点を見て
止めようかと思ったり・・・。


「おい?宇依那?」


目を閉じたまま
あたしを呼ぶ風龍。

「もぅちょっとだから。待って?」


「はぁ?やるなら早くして。俺ねそ“かぷっ・・・っ”


「―――――ッ!!!?///」