俺たちはそんな冗談を朝から言える俺たち。朝の不機嫌がしょうやが来てくれたおかげでなくなったみたいだ。

「たかや早く着替えろよ~」
「忘れてた。てか今髪の毛セット完了した所なんだよ」
「おせーよ!!ってか今日から共学になるんだろ?まじいい女いるかな?」
「居ねーだろ。美人倍率あの学校低いからよ」
「まじかよ!すげーショック」

今日の事を話ながら俺は学ランに着替えた。

「でも“林えみ”って奴はモデルもしてすげー人気者らしいぜ」
「はいはい!!俺ちょー知ってる!」
「しょうやしょうや!」
「うん?」
「うぜー」
「ごめんなさい…。でも林えみちゃんってカリスマモデルじゃん!!やべー」
「まぁえみちゃんは可愛いよな」
「可愛いじゃなく大人だろ!!」
「確かにそれは言える。俺たちと同じ中3には見えねーよな」