「たかや~。朝よ起きなさい」

はぁ…。眠たい…。あっ…。俺の名前は
“高橋貴也(たかはしたかや)”と言います。うん?ちょい不機嫌ですよ。俺は朝がすげー苦手なので…。って事で2度寝します。

バンっ

「兄貴!!母さんが糞うぜーから起きろよ!」
「ガキはとっとと学校行け」
「兄貴も学校だろ!?早く起きろよ!」
「うぜーな。起きればいいんだろ!出て行け」
「飯早く食えよ」

バンっ

朝からうっせーな。早く家出てー!そー言えば今日から確か共学になるんだよなー…。めんどくせえ…。

そんな事を考えながら俺はリビングへ向かった。

「たかや!!遅いわよ」
「朝からうるせーよ」
「うるさいって何よ!」
「声がデケーって事だよ。飯いらねー」
「じゃぁどうするの!?」
「勝手にするからほっとけよ」

朝からダリィ。

そう言って俺は洗面台に向かった。
そして顔を洗い階段を上がり自分の部屋へのドアに手をかけたときチャイムが鳴った。

ピーンポーン

「はぁい」

ババアが出るなら俺はいいか。

っとそんな事を思ってドアを開けたら母さんから呼ばれた。

「たかや~!しょうやくんよ~」

っと母さんから階段下から叫ばれた。だから俺は自分の部屋のドアを開けっ放しにしてまた階段を下りて玄関に向かった。そこには寝ぐせでダルそうな顔のしょうやがいた。

「たかや。おは…」
「あっ。あは…。ってかしょうや大丈夫か?」
「腹空いた…」
「俺の朝飯あるから食って行けよ」
「お前のがなくなるだろ」
「俺は何か買って食うからお前食えよ!!死にそうな顔しやがって」
「ありがとう~」
「食い終わったら俺の部屋来いよ」
「あ~」

そう言って俺はしょうやをリビングまで連れて行き母さんに理由を話ししょうやは俺の朝飯を食った。
俺はまだ準備をしてなかったから階段を上がり開けっ放しの俺の部屋のドアを閉めた。

「しょうや普通の顔したらモテるのにな…」

そんな独り言を呟きながらワックスで髪の毛をセットし始めた。

コンコン

「俺」
「俺?もしかして俺俺詐欺!?」
「死ね!!しょうやだよ(笑)」
「んなの分かってるよ(笑)入れよ」