『時効ね…もう関係ないしいいやっ。』
『…………香織…』
『気ぃつかうなって、ミサオ!』
あたしが笑顔を向けるとミサオも笑顔になった。
『んじゃ、景気づけに飲み行くか!』
『いーねー!』
あたし達はカフェを出て居酒屋を目指す。
しこたま飲み続ける毎日。
ヒロがあたしの隣から姿を消して、一週間。
毎日飲んで帰っても、ヒロにただいまメールを送れない現実に孤独感を感じる。
酔いが足りないからと思って、寝付けの酒をまた飲む。
そんな毎日────
つくづく、恋愛は一人じゃできない。
相手が居てこその恋愛。
大好きで愛しい相手。
そう簡単に吹っ切れると思ってんのかバカヤロー!!