昼休みとなると、大勢の女の子たちが、雪兎のところにくるはずだ。



視聴覚室で女子何人かと一緒にお昼を食べている雪兎を、よく見かける。



だからその前に…雪兎のところに行かなきゃ!


じゃないと聞き出せない。


今日が最後なのに…。



私たちは、視聴覚室と刻まれた板の前で足を止めた。



まだ、誰もいないみたいだ。



よかった。



私たちは急いで視聴覚室に入った。