「どうもこうもないですよ!教室に連れてくるなんて…!!

迷惑にもほどがありますよ!それと…」



怜奈は、女の子たちが唖然とする中、雪兎に強い口調で怒鳴った。



そして怜奈は私のほうをチラッと見た。


…はっ。


ちょ、ちょっとまって…。



今、怜奈がこっち向いたら、雪兎に私の存在がバレてしまう…!



そして案の定、雪兎に見つかってしまった。



「え…癒杏…?」



「そうです。癒杏のこともちゃんと考えてあげてください」



周りの女の子たちはわけがわからず混乱状態だった。