…もちろん、女子をまいて。


……て、はぁ!?



なんで入ってくるの!?



怜奈も雪兎のほうを向いていた。


驚きで目を見開いている。



そして、怜奈はすぐに私に耳打ちした。



「なによ、あの女子集団!雪兎様は癒杏のものなのに。ムカつく!」



それを聞いて、私はホッとした。



ムカついてるのは私だけじゃない。



怜奈が一緒にムカついてくれてる。


それだけで嬉しかった。