心の中で謝りながら、視線を声のするほうへと向けた。



そこには当たり前のように、女子の人だかり…。



可愛い子や、背の高い子に低い子。



雪兎の腕に自分の腕を絡めている子や、雪兎の肩に手をまわしてる子もいる。



やめて…雪兎に触らないで。



そう言いたいけど声が出ない。



雪兎が廊下にいるせいで、廊下に人だかりができてしまい、通行人が迷惑していた。



それに気づいた雪兎は、なぜか私たちの教室に入ってきた。