次の日。



いつもより早く来てしまった私は、図書室に本を返すことにした。



その時見てしまったもの…それは、図書室で女の子を抱きしめている雪兎の姿…。



なに!?なんなのこの女!!!



その女は、初めて見る容姿だった。



いつも周りにくっついてる女じゃなさそう…。



ってかよく見たら制服違うし!!


違う学校の子か…。



なによ、雪兎…。私に彼女のフリしろとか言ってたくせに。


彼女いるじゃん…。



「……―――こんな感じでいいの?」



……………え?