目が合い、恥ずかしくなって視線をそらした。



「だ、だって…おいしいんだもん!」


グレープサイダーはやっぱりいつ飲んでもおいしい!!



チラッと崎田を見ると、にこにこしながら私を見つめていた。



「…なに?」



「いや、可愛いなーと思って」



「…………………へ?」



あー……今、聞き捨てならないことを聞いたような…。


まあ、いっか。



グレープサイダーを全部飲みほした私は、満足感でいっぱいだった。



これからどんなことが起こるかなんて……


今の私には、当然わかるはずもなかった…。